Webと青春と私 (1)

デジタル・ネイティブなんて言葉を聞かなくなって久しいけれど、その世代にピタリと当てはまる。インターネットに初めて触れたのが1997年か1998年頃で、そのうちIBMホームページビルダー Ver.6で個人ウェブサイトとかを作り始めたのが小学6年の頃だった。気がつけばYahoo! ジオシティーズはサービスを終了して久しく、つい先日、そのHPBのウィザードで作成できた無料掲示板のteacup.もついにその25年の歴史にピリオドを打った

中高生の頃は、Web 1.0からWeb 2.0へ変わっていく過程を、テキストサイト、ネットラジオ (ねとらじ)、ウェブログ (blog)、動画配信 (スティッカム etc.) などの様々なコンテンツを使いながらリアルタイムに見て体験してきた。驚くべきことに15歳の夏に “ねとらじ" で知り合った某君とは未だに付き合いが続いている。13歳の頃に地元関係のBBSでやり取りをしていた大人の人々とも……。

今年に入ってから、一緒に空手をしている中学生たちに、Instagramでこっそりと “いいね" を付けられたり、フォローしたりされたり……ということが何度もあり、その度に、当時の自分と彼ら彼女らを重ねてみている。というより、そう見ざるを得ない。

「子供がSNSなんて」という見方あるかもしれないけれど、もしかすると、20年前の我々の方が “危ないネットの世界" にいたように思う。当時、Webのコミュニティであれこれしている中学生がいれば、中学生というただそれだけで、2ちゃんねるで叩かれる対象となり得た。御多分に漏れず私もネトヲチ板に晒された。

中二病真っ盛りのWeb依存の時期を過ごしたけれども、のちにひと通りWebアプリケーションをどうにかするくらいは出来るようになったのだから、取っ掛かりとしては良かったと思う。……いや、もう無理矢理肯定してそう思うしかない。

長くなりそうなので続きはまた今度。