札響第660回定期演奏会を聴いてきたこと
2024年4月20日(土)、情報処理安全確保支援士試験を受けに札幌に行ったのだけれど、試験前日のその日、せめてもの現実逃避もとい気分転換ということにして、中島公園へ。札幌交響楽団 第660回定期演奏会(土曜公演)を聴きに行った。
中島公園、あるいは札幌コンサートホールKitaraというのは不思議な場所で、ご多分に漏れず地下鉄を使って行くことが多いのだけれど、中島公園の駅に着いて進行方向側にまっすぐ歩き、3番出口のエスカレーターを昇り改札を出て、いよいよ地上へと出ると中島公園独特の穏やかな空気に包まれるのがよい。そして、そこから10分くらいまったりと歩きながら、樹々を、鳥を、あるいは子供たちやジョギングする人や、デート中のカップルとかを見ながら、そういった人と自然の調和のような”場”を味わえるのもまたよい。そうこうしているうちにKitaraに着くので、仮に地下鉄で中島公園のホームに着いたときに若干モヤッとした気分であっても、Kitaraに着くころにはとてもピュアな気持ちになれる。試験のことは置いといて、音楽にどっぷりと浸かることにした。
アイヴズ「交響曲第2番」は予習はしたのだけれどなんともパッとせず、一度は通しで聴いたけども、ああこれは生で聴いた方が良い類の曲なのかなぁと思いそのまま当日に。これが悪くなかったようで、若干別の世界に誘われながらも、最後のあの終わり方と言ったら……! 川瀬マエストロの表情も良い感じでした。
チャイコフスキー「交響曲第4番」ですが、これまでのチャイ5の偏愛っぷりから何度か流して聴く程度ではあったけど、何と言うんだろう、札響の奏でるこのロシア感、あるいはソ連感。寒さのある空気・風のようなものさえ、札響は奏でられるのだろうなぁ。唯一失敗したのは席をPブロックにしたこと。打楽器経験者として、4楽章の最後のシンバルはこの目で見たかったなぁ。迫力は存分に伝わってきました。ブラボー!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません