札響苫小牧公演を観てきたこと

2024-06-25

2024年3月23日、札響苫小牧公演を聴きに行ってきた。実は去年、2023-2024の東急ジルベスターコンサートの、小林研一郎=コバケン指揮・チャイコフスキー「交響曲第5番」(チャイ5)を予習していたある日、札響のWebサイトを見ていたら、苫小牧公演のプログラムのなかにチャイ5があることを知ったというキッカケ。

稚内にローソンができたので、地元で発券ができてとっても便利。

道中のあれこれはTogetterにまとめました。–> https://togetter.com/li/2355207

本当はチャイ5だけ聴けるだけでも十分満足だったんだけど、ブラームスのドッペルもとっても良かった。札響コンミス🎀女史の就任記念で演った「英雄の生涯」を定期で聴いたときにも感じたけども、どうしてヴァイオリンからあんなにたくさんの喜怒哀楽の表情が出て、しかも時々胸がキュンとなるような音までしちゃうんだろう?

いい場所に座れました。

以下はもう雑感というか半分愚痴なのですが:

それにしても地方公演ってドキドキしませんか? プログラムにはちゃんとドッペルは楽章3つって書いてあるのに、第1楽章が終わった時点で結構な拍手が沸きかけてびっくりしちゃいました。予習しろとかそういうところまでは求められないけれど、プログラム、見ないのかな?

かと思えばチャイ5もチャイ5で、いやほら広上さんはもうどこまでもエンターテイナーだから笑っちゃうのはよくわかるんだけど、それはともかく、4楽章のコーダに入ろうとしていよいよクライマックス、ってなところであなたの2つ横の席でゆっくり眠っていらっしゃるお連れ様を起こそうとすると、あなたは満足するだろうけど、そのご本人や一部始終を否応なく見せられている私は堪ったもんじゃないんですよ。

いや、演奏はとっても良かったんです。ただ、目の前の客席で事故が起こると涙って簡単に引っ込んじゃうんですよねぇ。演奏はよかったんですよ、本当に。