先日の稽古 (20230120)

全員が揃った稽古日。移動基本、各種組手、形とひと通り行う。

あまり子どもたちにはゴチャゴチャと言わないようにしているのだけれど、それでも言うときは言う、というか、北海道弁でいうと「言わさる」。組手の開始・終了時の「お互いに礼」くらいはしっかりしなければダメだろう。いや、道場訓がすべて「……こと」と示されているのだから、空手道に「○○しなければならない」というものはあまりないはずだけれども、礼に始まり礼に終わるこの道なのだから、せめて礼くらいはしっかりしなければならない、とは思う。

相手と目も合わさないような礼や、まして体さえ相手の方を向いていない礼など礼ではないとさえ思う。「誰に向かって礼してるのよ」とか「どっち向いて礼してるのよ」とか言ってしまうくらいは許してもらいたい。

私が子供の頃は、礼をまともにしないような人は、怒鳴られるだけならまだ良い方で、即時退場・以後稽古禁止、ということがあった (そのまま来なくなる人もいたし、謝罪のうえ再参加となる人もいた)。もちろん今はそんなことはできないけれど、そういった礼節を他所の大人が小学校高学年の子に対してあれこれ言えるのは最後の機会だとも思う。どうか彼ら彼女らが立派に育ってくれるように。

(本日10名)