2022年の振り返り

とくに目標を掲げたわけでもなく、昨年と比較しようにも最近はこういったことを記してこなかったので、だらだらと思うこと感じることを記しておこうと思う。
時に、令和4年 大つごもり。一年間ありがとうございました。

生活の変化、あるいは離婚について

例えばある出来事を伏せておいて日本的な “察しの文化" を期待してしまうのは当事者として “なくはない" のだけれど、ともすれば何かしらの誤解をうむ可能性も考えられる。

2月に離婚した。

人間というのは不思議なもので、心にとんでもないくらいの負荷が掛かっても生きられるし、周囲の人々にはあれこれ話を聞いてもらって、何とかやり過ごすことができるわけである。秋頃までは結構しんどいことが多かったけれど、お陰様で穏やかな生活を送れている。 “周りの人に恵まれていたこと" に気がつけたのは本当によかった。

オンライン・オフラインを問わずにプライベートをギリギリまでさらけ出しているところで、どうして今更? という感はあるけれど、それなりに日数を必要とする出来事がたしかにあった。

仕事について

どういう因果か、離婚した途端に仕事が忙しなくなった。

年度末は久し振りに地方まで走って納品屋。これまでは営業活動に四苦八苦していた夏秋もそれなりに動き回ることができて、例年どおりに職業訓練も3か月間。仕舞いには、年の瀬も押し迫った12月27日にカラーレーザプリンタの受注があったりと、ザ・事務機屋という感じで動き回れたのはしあわせだった。

趣味について

空手

年明け直後から体調を崩していて、くわえて離婚もあったものだから、春頃までは仕事して休んで、ということで精一杯だったように思う。4月ないし5月頃からようやく空手の稽古に復帰できた。

稽古に出て思ったのは「早くから稽古に出ておけばよかった!」ということ。子供たちと接するなかで、その笑顔やすなおな気持ちに何度救われたことだろう?

7月の昇級審査でようやく色帯になり、11月には20年振りに試合に出て、12月の昇級審査でまた帯の色が変わった。自分自身に対して「よくがんばった」と言うほかなく、いや、ほかに言いようがない。本当によくがんばった。

余談……空手関係で買ってよかったものがいくつかあって、和装ハンガーと “武道着クリヤ" はめちゃくちゃオススメ。

書道

生活の大きな変化のなかに “ひとりで行う趣味" を取り入れることは本当に難しくて、春頃から高野切第三種の臨書が始まったものの、結局全然進まなかった。

Facebookグループの競書の集まり・書のサロン “いい書我が書" は段々と知らないメンバーも増えてきて、ということはほとんど参加できていなかったわけで、いい加減に「来年こそはまめに参加したい」というのを来年からやめたい。夏頃はグループを退会しようか悩んでいたけれど、答えを宙ぶらりんにしたまま再びぼちぼちと書き始めて今に至る。管理人の方々とはもう3年も4年もお付き合いのある方ばかりで (なかには私よりあとに入ってこられた方もある) とにかく書道での悩み事あれば助けてもらった感。ありがたいなぁ。

短歌

本人は自覚がないけれど実は技量はあったらしく、所属している “しきなみ短歌会" の短歌賞 “しきなみ賞" に応募したところ佳作で入選した。これが速報をまったくチェックしていなかったので、私としては “ある日突然大きな段ボールに包まれてでっかい賞状が贈られてきた状態" でとても驚いた。

5月半ば過ぎのことで、歌詠みも書道も何もかもできずに続けようか悩んでいた時期だったので、"いいから何でもちゃんと続けろ" というメッセージのような、そんな天からのギフトのような感じもする。

(余談……離婚直前のメンタル面悪化中に四苦八苦しながら詠んだ五首が入選してしまったので、もしや元妻のことを詠んだ歌が公になったらどうしようかと思っていたが、佳作だったので公表されたのは一首だけでちょっとホッとした。)

音楽 (というかKitara通い)

ひょんなことから友人と一緒に札幌交響楽団の4月の定期演奏会 (広上淳一指揮、リヒャルト・シュトラウス「英雄の生涯」ほか) を聴きに行き、それ以来機会があるごとに (というより札幌への定期通院日をうまいこと調整して) よくKitaraに通った一年だった。

  • 20220423: 札幌交響楽団 第644回定期演奏会 (「英雄の生涯」ほか)
  • 20220923: サッポロシンフォニックバンド 第50回定期演奏会
  • 20221022: 札幌交響楽団 第648回定期演奏会 (「戦時のミサ」ほか)
  • 20221126: 札幌交響楽団 第649回定期演奏会 (「海」ほか)

まずもって「英雄の生涯」に助けられた気がする。なんとなく、「どうやって死んでいきたいか」ということを考えるきっかけになった。

ドビュッシーの「海」は高校時代に吹奏楽で第3楽章を演ったという特別の思い入れのある一曲。生で聴けて本当によかった。打楽器を演っていたので、Pブロックに座ると「当時と同じ音がする」という驚きがあった。当たり前といえば当たり前なのだけれど、「おおっ、あの編曲と聴こえ方が同じだ!」それに気づけたしあわせ。

いい沼にハマらさってなんぼでも推ささった

相変わらず昨年同様にシークレット歌劇團0931を推しまくっている。推し活は本当に健康に良い。だって健康じゃないと会いに行けないもの。
ということで、(ラジオ「貴族の時間」や、配信番組「貴族の宝石箱」はもちろん毎回聴いたり観たりしていたけれど、) 昨年以上にあれこれ観に行った。

日曜開催だった「貴族の宝石箱」を会場で観たりとか、あるいは本のサイン会とかは流石に行けなかったけれど、北海道でもその端っこに住んでいるのに、よくこれだけ行ったなぁと思う。

そんなこんなを楽しめるだけ楽しんで、平民仲間 (この劇團のファンは “平民" と呼ばれている) ともよく飲んだ。公演やらイベントやらグッズやらと、平民仲間との飲み会などなど、今年 “推し" の関係で費やしたお金は全部あわせて10万円を超えていたとか、何の冗談だろうか。いや、冗談、ではない。

よいお年を!

推しを中心にお飾りすると何かあると聞きまして