情報処理安全確保支援士試験を受けることにした (令和4年度秋期SC)
応用情報技術者試験に合格したあと、何度か高度試験に落ちているうちに午前1免除の期間が終わって「受験欲」のようなものも無くなっていたのだけれど、ちょっと間をあけて、2021年春期に高度試験 (SC) の午前1だけを受験して正答率60%以上だったので、午前1試験を免除申請できる状態ではある。昨秋 (2021年秋期) にデータベーススペシャリスト試験を受けたが、午前2で小破、午後1試験で大破、午後2試験において決死の爆撃を敢行し、問題冊子を開くや否や敵軍からの猛撃を受け、我は脂汗の放出を以て応戦するもその攻撃空しく、いよいよ潔く白旗を揚げた。
近年の基本情報、応用情報における計算問題増加 (シラバス等改定) は、往年のソフ開や一種・二種の試験を想起させられるが (あっ、受けたことはありません。過去問を解いたことがあるだけ)、高度試験も例外ではないらしく、いわゆる「現場の人間」ではない私のような人間は、午後2試験などお呼びではないのかもしれない。こりゃまた失礼いたしました。
そういうわけで、去年の秋は午後2試験を真っ先に途中退席したあと、「もうIPA試験 (情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験) は受けない」とオンライン・オフラインを問わずに周囲に宣言してきたが、しかし、とかく人間というのはありとあらゆる期限というものに追いかけられる生き物である。手元の「午前Ⅰ通過者番号通知書」には次のようにある。
高度試験・情報処理安全確保支援士試験のいずれかの試験を受験する場合、令和5年度春期試験までは、受験申込時に本人からの正しい申請があれば、それらの一部 (午前Ⅰ試験) を免除します。
「令和5年度春期試験まで」という文言はやっぱり気になる。私に残されたチャンスはあと2回しかない。
で、昨年木端微塵にアレされたDBに臨むのは若干の躊躇がある。何しろDBさんには幾度となく大爆撃を受けている。じゃじゃじゃじゃじゃじゃあ! と一瞬考えて、「SC (情報処理安全確保支援士試験=登録セキスぺ) しかないわ」となった。開発側のセキュリティ対策やら何やらとはもう10年くらいご無沙汰しているが、年に3か月間の職業訓練の最中に、利用者側の情報セキュリティ云々を (そのうち20時間前後は) 曲がりなりにも教えているので、少なからず実務に関係ないと言えないわけではない (日本語って便利ですネ)。
こういうものは時間が経つに連れて「あっ、やっぱりでもやめておこうカナ」とか考えてしまうものなので、躊躇せずにテキストを買った。
案ずるより買うが易し。アレは諦めたけど高度試験は諦めない。なんせ来春まで午前1免除がある。 pic.twitter.com/ozMPxXdywQ
— 書き暮らしのテフレッティ / M.Tack (@tack261) May 15, 2022
テキストの類は先人達の叡智に依るのが最善の選択であって、支援士試験 (SC) では多少のバラツキはあるものの、およそ
- 上原本;
上原孝之: “情報処理教科書 情報処理安全確保支援士 2022年度版", 翔泳社 (Nov. 2021) - 三好本;
三好康之: “2022 情報処理安全確保支援士「専門知識+午後問題」の重点対策", アイテック (Oct. 2021)
の2冊が挙げられており、人によってはそこに
- 結城浩: “暗号技術入門 第3版: 秘密の国のアリス", SBクリエイティブ (Aug. 2015)
- 村山直紀: “うかる! 情報処理安全確保支援士 午後問題集", 日本経済新聞出版社 (Apr. 2021)
- 村山直紀: “ポケットスタディ 情報処理安全確保支援士", 秀和システム (Mar. 2017)
などが加わる。
御多分にもれずにまず “上原本" を購入した。きっと来月あたりに “三好本" も購入することになろう。
2008年秋期の初級システムアドミニストレータ試験から始まった私とIPAとのランデヴーは2021年秋期で終わりを迎えたつもりだったが、いざそうなってみるとやはり何か物足らなく、斯様にIPA試験との日々を再び過ごすこととなった。
まずは試験勉強開始表明として、えぇい言ってしまったらやるしかないのだ。
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