苦悩の旧里はすてがたく
いまだ生まれざる安養の浄土は恋しからず候

名残惜しく思へども
娑婆の縁つきて力なくして終わるときに
かの土へは参るべきなり

『歎異抄』第9章

巻頭言

世間は未だ様々な問題が山積しているようです。国内を見れば統計の不正だとか、市長の暴言だとか、あるいは隣国との関係もより厳しいものになりつつあります。

そのなかにありながら、せめて私とその周囲だけでも、純な気持ちのまま、隣人と仲良く過ごしていきたい。

素直な、純粋な気持ちのままに、愛し和することには、何物にも代え難いものがあると思うのです。

平成31年 (2019年) 2月1日

巻頭言集